経絡リンパマッサージに欠かせない経絡の考え

薬物投与や外科手術など、私たちに身近な医学は「西洋医学」と呼ばれます。 西洋医学では、胃の痛みや目に見えてわかる出血など、現実的な症状を治療する医学です。 これに対し、だるさやちょっとした疲労・不快感など、病気になる前の段階を”未病”と呼び、 この段階でアプローチしていくのが「東洋医学」です。

東洋医学では病気が表面化する前に原因を取り除き、常に健康を維持することを目指します。 予防医学とも言われることもありますが、特に重要なのが”経絡”(けいらく)という考え方です。 経絡とは、人が体を動かすのに不可欠な「気・血・水(き・けつ・すい)」が流れるルートのことです。

ふつう、頭痛になったときは頭痛薬・風邪を引いたときは風邪薬を飲みますよね。 今まさに症状が出ている箇所に合わせて対処をすると思います。 ところがこれが東洋医学となると、頭痛のときにおなかをマッサージしたり、脚をさすったりしていくわけです。

「頭が痛いんだから、頭をさするんじゃないの?」と思うかもしれません。 ここで、経絡の考えが大切になってきます。経絡は全身に張り巡らされていることから、 体のある部分の詰まりを解消することでリンパ全体の流れが良くなり、結果的に他の部分の症状が改善できるのです。 もちろん1ヶ所だけの施術でも流れは良くなりますが、2ヶ所・3ヶ所~全身と、アプローチする箇所が多くなるほど、効果が大きくなっていくのは言うまでもありません。

このように、東洋医学では経絡の考え方が重要なため、経絡がどのように流れているのかを把握しておくことが大切になります。 実際に経絡の流れを覚える際には、経絡上のツボもあわせてチェックしておくと、覚えやすいかもしれません。